MFS® ダイバーシティ アニュアルレポート 2023 エグゼクティブサマリー

MFSは今年創業100周年を迎えました。その歴史は、ともに未来の構築を目指すダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)実現の歴史でもあります。2023年は、インクルーシブな企業文化を強化し、多様な人材の誘致・定着・育成を目指す取り組みを拡大するとともに、次の100年に向けてさらに優れた企業を目指すことに焦点を当てました。企業文化・人材・コミュニティに関するMFSのDEI戦略と、その進捗状況の概要をご紹介します。 

企業文化

インクルージョンを促すことにより従業員個々人の力を引き出し、コミットメントを共有し、お客様に最善の成果を提供することを目指しています。2023年に行った企業文化に関する主な取り組みは以下の通りです。

  • LGBTQ+の従業員に対する支援が評価され、ヒューマン・ライツ・キャンペ ーン(HRC)の企業平等指数調査で90%のスコアを獲得
  • コミュニティへの帰属意識を構築するために総合的なERG(Employee Resource Group、共通点を持つ従業員によって構成されるグループ)戦略を拡大し、ERGプログラム・インフラストラクチャの強化、ブランディング戦略全体におけるERGの優先順位の引上げ、およびERGガバナンスモデルを改良
  • DEIへの取り組みを継続し、従業員がより深く関与できるよう、DEI目標に関するレベル別の説明責任を強化

人材

多様な人材が活躍する職場の構築に取り組むなか、新入社員や若手人材に注力しています。歴史的に少数派であったグループからの採用を増やすため、大学生や若手向けプログラムをダイバーシティの観点から見直しています。2023年に行った人材に関する主な取り組みは以下の通りです。

  • National Black MBA Association、 Prospanica、SHPE、Grace Hopper、 NSBEなど、人材プールを拡大するための外部パートナーシップを強化
  • より幅広いマイノリティ・グループに対してキャリア開発の機会を提供するために開発パートナーシップを拡大し、Partnership, Inc.の有色人種向けキャリア開発プログラムといった外部リソースを活用
  • 独自のRising Starプログラムを導入し、多様なリーダー志望者が自身の強みを伸ばし、MFSで影響力のあるキャリアを築けるようサポート

コミュニティ

MFSは、世界中の組織との外部パートナーシップを通じてDEI慣行の向上を推進し、慈善団体との長期的な関係を通じて十分に支援が行き届いていないコミュニティをサポートしています。2023年に行ったコミュニティに関する主な取り組みは以下の通りです。

  • 専任スタッフを増員し、多様な認定・非認定ベンダーのデータベースを拡大することにより、サプライヤーのダイバーシティ戦略を構築
  • 地域の協議会に所属する従業員による、MFSの方針に合った慈善団体の発掘と、コミュニティの支援を目的としたボランティア機会の提供
  • MFSのコーポレート・シチズンシップ・プログラムが開催するイベント、Global Month of Giving Backを通じた従業員のボランティア活動と社会貢献活動の増加(ボランティア活動の参加機会:80回、ボランティア活動時間:2,571時間、取り組んだ課題の数:342種類、参加した従業員数:721人)

 

 次の100年に向けて、私たちは「なぜ」に焦点を当て続ける必要があります。 DEIの究極的な本質はインクルージョンとインパクトなのです。 

Michelle Thompson-Dolberry
最高ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)責任者


2023年全社ハイライト – DEIの進捗状況

 

 

/世界中の組織とつながり、
多様なコミュニティを支援/

  • CFA協会のDEIコードに署名
  • 多様性とインクルージョンのためのCEOアクション(CEO Action for Diversity & Inclusion)に署名
  • ShareActionのWorkforce Disclosure Initiative(WDI)への参加と支援
  • NicsaのDiversity Project加入
  • 英国Diversity Project加入
  • 数十年にわたる長期的な慈善パートナーシップを通じて、十分に支援が行き届いていないコミュニティを支援

/ 各種指標 /

  • 2.3% LGBTQ+
  • 8.7% 障がいがある
  • 0.6% 退役軍人(Protected Veteran)

  

   294人    99人
   ハイポテンシャル・メンターシップ・
プログラムに参加した従業員数(147組)
   WE@MFS(女性を対象としたERG)メンターシップ・プログラムに 参加した従業員数(58組)

米国拠点スナップショットおよび全社データ

MFSを取り巻く世界を従業員構成に反映させる取り組みのなか、 自己認識、説明責任、透明性が重要であると考え、インクルージョンとインパクトに注力しています。

/ 経営委員会のダイバーシティ /

MFSは組織のあらゆる階層において女性や様々なマイノリティの比率向上にコミット しています。また、そうした取り組み伴い、 持ち分保有者のダイバーシティも向上するものと予想しています。

  

/ 米国拠点従業員のダイバーシティ /

/ 米国拠点運用プロフェッショナルのダイバーシティ /

/ 米国内持ち分保有者(保有比率) /

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